参加者の声

こちらのコーナーでは参加者の声を紹介します。

5回以上参加された方ならどなたでも受け付けます。

記事を書いてくれる人はお問い合わせからご連絡ください。

もれなく粗品を進呈します(^▽^)/

よろしくお願いします。

 

森下さん一家の声

岐南町より参加のいつも元気なファミリーです。(絵も描いてくれました)

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田んぼの活動に参加させていただき、6年が経ちました。くっ付いて離れず作業をさせてくれなかった3歳と1歳になったばかりだった子どもたちは、今では遊ぶ為に喜んで参加しています。
カエル捕り、ザリガニ探しにドジョウ捕り、虫探しに観察も。ヒミツ基地づくり、工作、火の番、時々田んぼのお手伝い。
参加している自然体験活動の中で「1番好きだ!」という娘はこの4月から小学四年生。女の子と遊ぶより男の子と遊ぶ方が楽しい!と毎日、男の子たちと遊ぶのは、田んぼでの経験があるからこそなのかもしれません。
二年生になる息子は、先日の7歳の誕生日に「スコップが欲しい!」と。プレゼントした翌日の田んぼ作業では、作業を手伝ったあと、ドジョウ探しに夢中でした。
参加される他の家族のお子さんたちと共に、逞しく成長している子ども達の顔はイキイキとしていて、とことん楽しんでいるのがわかります。
田んぼだけでなく、川の学校でも、おおらかなスタッフの皆さんに囲まれ(見守られ)、親子共々ゆったりとした気持ちで参加させていただいています。

 

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・大野さん一家の声

岐阜市から参加のスタッフより米作りが上手いファミリーです。

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『手間』の味                               大野

 

 「おかわり!」今朝もご飯が進む。

 自分たちで作ったお米は、おいしい。時々、脱穀しきれなかったもみ殻が入っているが、それでもおいしい。

 

 私たち家族は、特定非営利活動法人 長良川自然学校が主催する『北野田んぼクラブ』に参加して自然農法でお米や味噌作っています。今から5年前に参加させていただきましたが、入校当初は「自然農法って何?」「世話は、最後までできる?」という一抹の不安を抱いていました。スタッフの説明によると、水田にイネを植えるのではなく、土にイネを植える陸稲栽培で行うとともに、無農薬でイネ本来が持っている生命力で育てるというもの。フムフム、難しそうだけど…。当時、我が家の小学1年生の長男と幼稚園児(年少)の長女が泥んこ遊びで楽しんでくれるとともに、ご飯は食卓に座っていれば出てくる食べ物ではなく、お米を作る人がいて手間がかかっていることを理解してくれれば、“食育”にもつながるのかな、という気持ちで参加しました。

「米作りには、八十八の手間がかかる。」と言われます。「米」の文字を分解すると、八十八にという数字を表す漢字から成り立っていることがわかります。「」を作るには「八十八の手間」、すなわち煩雑な作業と膨大な仕事量が必要だという意味だそうです。サラリーマン稼業の素人にそこまでできるのかな…と不安に思いましたが、そこはスタッフの方々が水の管理を始め、イネや作業に使う道具の手配をしてくださいました。

 私たち家族は、収穫したお米は持ち帰ることができる「年間コース」に参加しました。田植えは、刈った草をそのままにした状態で、5cmほどに生育したイネを手で植える方法。遠目から見れば、陸稲栽培とはいえ雑草地と変わらない眺め。近くの水田と見比べると、大丈夫かなと思わずにはいられませんでした。また、農業機械を使わず、手で植えるので進捗は遅く、翌週に続きの田植えをすることもありました。

初夏の季節は、草刈り。鎌を手に持ち、草を刈っていく。ひたすら刈っていく。だんだん腰が痛くなる。「草刈りは、こうやって鎌を持って…」と説明する横でザリガニ捕りを始める子どもたち。イネが根付いたころに水を入れた水田には、無農薬のため、ザリガニ、ドジョウ、カエル、コオイムシなどの生き物がいっぱい。それらの生き物をエサにするシラサギもやって来る。高度成長期以前には、全国でよく見られたであろう風景の一コマが広がっていました。

 そして迎えた実りの秋。育てたイネが風に揺れる様を見ると、達成感が湧いてきます。もちろん、稲刈りも鎌。農耕民族のDNAが騒ぐ?のか、子どもたちも率先して、刈ってくれます。

刈り取った稲は、横木に “はざ掛け”し、天日に干して1ヶ月後に脱穀。今では使われなくなり、郷土資料館で展示されている足踏み式脱穀機や、昭和初期の年号が記された唐箕(とうみ)が登場したのには驚きましたが、シンプルな構造ながら、しっかり脱穀してくれる頼もしい機械でした。

収穫量は、年によって上下しますが、手間をかけて育てたお米を食べるのは、やはり一味違ったおいしさを感じます。これもスタッフの方々が、作業内容をはじめ、昼食の準備など“ゆるやかに”指導してくださっているおかげと感謝しております。

子どもに「田んぼクラブに行って、何が楽しかった?」と聞けば「カエルを捕まえたこと、お友達と遊んだこと。」『八十八の手間』は一つも出てきませんでしたが、お米作りを通して学んだことが子どもの中に根付いてくれれば、と思っています。

 

お米作りの体験は1回のつもりで始めましたが、気が付けばもう6回目のシーズンが始まります。

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