学習要綱

戦後日本では高度成長期とあいまって公共事業などによりダムや高速道路などが建設され復興をと げていった。しかし、その反面自然環境の悪化や破壊がおこなわれてきた。

 森林では人の手が行き届かなくなり放置され保水能力を失い、少しの雨などでも自然災害が起こり やすくなってきた。 

 川はダムで寸断され魚の遡上を阻み、大水や濁りなどにより環境が悪化している。そして、海でも 山からの栄養分が注ぎ込まれなくなり海中生物に影響を与えている。 

 このように、水の循環サイクルが機能しなくなって久しいが現状では元の姿に戻るのは到底不可能である。  

そのため個々が持続可能な自然環境を意識しつつ生活を送っていくことが必要である。 

そこで、水の循環サイクルをテーマに持続可能な自然環境について学び自己責任を持った行動が取れ未来を担う人材の育成を推進する為、環境教育や体験学習を実践していき、環境の保全や地域の活 性化などの公益の増進に寄与することを目的として特定非営利活動法人長良川自然学校を設立することとする。